ActivePerl PPM におけるプロキシ設定 ― 2007年07月01日 19時55分05秒
Windows 用 Perl として有名な ActivePerl は、Perl モジュールを PPM により簡単にインストールすることができます。
○プロキシ経由でアクセスする場合:
プロキシサーバを経由する環境の場合には、PPMを走らせるのに苦労するかもしれません。 PPM4 と PPM3 ではプロキシの設定に互換性がありません。まずは PPM のバージョンを確認します。
「PPM のバージョンの確認方法」
ppm の引数に --version を指定して実行します。
C:\> ppm --version ppm 4.00
ppm 4.xx と表示されれば PPM4 です。
A. 環境変数を設定してください。 http_proxy 環境変数に Proxy サーバを指定します。
「PPM4 の場合 」
http_proxy 環境変数が、設定される必要があります。
[ Windows NT/2000/XP/2003 Server/Vista ]
スタートメニューから「コントロールパネル -> システム -> 詳細設定 -> 環境変数」
1. 環境変数 http_proxy を加えてください。あなたのプロキシサーバ(「http://」 とプロキシポート) 例えば、"http://proxy.example.org:8080"
2. プロキシにアクセスするためにユーザ名、そしてパスワードが必要なら、 ユーザ名、パスワードも指定します。 例えば、"http://username:password@proxy.example.org:8080"
[ Windows 95/98/Me ]
AUTOEXEC.BATファイルに、以下の行を置いてください、そして、次に変更を有効にするためにリブートしてください。
1. SET HTTP_proxy=<あなたのプロキシサーバ(「http://」とプロキシポート)> 例えば
SET HTTP_proxy=http://proxy:8080
2. プロキシにアクセスするためにユーザ名、そしてパスワードが必要なら、 ユーザ名、パスワードも指定します。
SET HTTP_proxy=http://username:password@proxy.example.org:8080
「PPM3 の場合 」
最大3つの環境変数が、設定される必要があります。
[ Windows NT/2000/XP/2003 Server/Vista ]
スタートメニューから「コントロールパネル -> システム -> 詳細設定 -> 環境変数」
1. 環境変数 HTTP_proxy を加えてください。あなたのプロキシサーバ(「http://」 とプロキシポート) 例えば、"http://proxy:8080"
2. プロキシにアクセスするためにユーザ名、そしてパスワードが必要なら、 HTTP_proxy_userとHTTP_proxy_passを加えてください、それぞれの値としてのユーザ名とパスワードを設定します。
[ Windows 95/98/Me ]
AUTOEXEC.BATファイルに、以下の行を置いてください、そして、次に変更を有効にするためにリブートしてください。
1. SET HTTP_proxy=<あなたのプロキシサーバ(「http://」とプロキシポート)> 例えば
SET HTTP_proxy=http://proxy:8080
2. SET HTTP_proxy_user=<あなたのユーザ名> (必要なら)
3. SET HTTP_proxy_pass=<あなたのパスワード> (必要なら)
B. PPMを試してみてください。 インターネット接続状態で、再びPPMを使用してみてください。
ActivePerl 用 PPM パッケージを公開 ― 2007年07月02日 00時32分10秒
Windows 利用者のために ActivePerl 用 Perl モジュールである PPM パッケージを公開しています。
http://www.akaneiro.jp/PPMPackages/800/
現在、公開しているのは次のバージョンとなります。
File-MMagic.ppd File-MMagic 1.27 IO-stringy.ppd IO-stringy 2.110 MP3-Info.ppd MP3-Info 1.22 MeCab.ppd MeCab 0.96 NKF.ppd NKF 2.07 OLE-Storage_Lite.ppd OLE-Storage_Lite 0.14 Search-Namazu.ppd Search-Namazu 0.96 (Namazu 2.0.17 ベース) Text-ChaSen.ppd Text-ChaSen 1.04 Text-Kakasi.ppd Text-Kakasi 2.04
インストール方法
コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力してください。
C:\> ppm uninstall パッケージ名 C:\> ppm install http://www.akaneiro.jp/PPMPackages/800/パッケージ名.ppd
- ActivePerl ビルド800番台専用です。500, 600番台では使用できませんのでご注意ください。
- プロキシ経由 で ppm を利用する場合は http://namazu.asablo.jp/blog/2007/07/01/1618129 を参照してください。
- 予告なく PPM, zip の中身は更新します。
- Namazu for Windows 以外の用途にも利用できます。
- Text-Kakasi, Text-ChaSen, MeCab は、PPM パッケージのインストールだけでは使用できません。必ず辞書のインストールと環境変数の設定を行ってください。
https://www.akaneiro.jp/members/PPMPackages/zips/8xx-builds-only/Windows/
にソースを含めてまとめた zip ファイルをメンバエリアに置いています。
File-MMagic.zip 42k File-MMagic 1.27 IO-stringy.zip 83k IO-stringy 2.110 MP3-Info.zip 134k MP3-Info 1.22 MeCab.zip 3.4M MeCab 0.96 OLE-Storage_Lite.zip 33k OLE-Storage_Lite 0.14 Search-Namazu.zip 1.0M Search-Namazu 0.96 (Namazu 2.0.17 ベース) Text-ChaSen.zip 1.8M Text-ChaSen 1.04 Text-Kakasi.zip 1.3M Text-Kakasi 2.04 nkf.zip 722k NKF 2.07
- メンバエリアにアクセスするためにはユーザIDとパスワードが必要になります。
- ActivePerl ビルド800番台専用です。500, 600番台では使用できませんのでご注意ください。
- 予告なく PPM, zip の中身は更新します。
- Namazu for Windows 以外の用途にも利用できます。
- Text-Kakasi, Text-ChaSen, MeCab は、PPM パッケージのインストールだけでは使用できません。必ず辞書のインストールと環境変数の設定を行ってください。
NMZ.slog 検索式(検索されたキーワード)のログ ― 2007年07月12日 14時34分42秒
検索式(検索されたキーワード)のログは、インデックスディレクトリの NMZ.slog に記録されます。 昔のNamazuのマニュアルには NMZ.slog のフォーマットが載っていましたが、現在は載っていないようなので、紹介しておきます。
NMZ.slog は
検索式 TAB ヒット数 TAB ホスト名(or IP アドレス) TAB 日時
検索式: EUC-JP に変換した検索に用いた文字列
ヒット数: 検索式にヒットした件数 maxhit を越えた場合は 0 となることに注意
ホスト名: 完全修飾ドメイン名(FQDN)または IPアドレスまたは自分を指すLOCALHOST という文字列
日時: ctime形式 (システムのタイムゾーンでの日時)
のような書式で保存されます。EUC-JP で保存され、 TAB で区切っているので、後々テキスト処理を施すのも容易です。例えば
% awk '-F\t' '{ print $1 }' NMZ.slog | sort | uniq -c | sort -nr
のようにコマンドラインから実行すれば検索式をそれぞれカウントして数字の大きい順に出力することができます。 同時に検索されたキーワードを比較・分析して同義語辞書を作成するのも面白いかもしれません。
NMZ.slogへログの記録を行うかどうかは、namazurc(または .namazurc)のLoggingで指定します。
Logging ON
でログを記録します。(デフォルト)
Logging OFF
でログの記録を行いません。
NMZ.slog は追加され続けますので、必要に応じてバックアップ、削除を定期的に行ってください。
フリーソフトウェアのソース ― 2007年07月18日 16時26分26秒
ActivePerl 用 PPMパッケージを公開しています。これらのソースについてはバイナリとソースを含めた zip ファイルにまとめて公開していましたが、先日メンバエリアに移動しました。 このため、メンバ以外の方はソースの入手ができない状態となっていましたので、これらのフリーソフトウェアのソースのみ下記 URL で公開することにしました。
http://www.akaneiro.jp/public/src/
最近のコメント