Virtual PC の仮想HDDを物理ハードディスクにコピーする方法 ― 2008年08月09日 11時45分14秒
開発マシンの HDD を他の Linux に接続して、何とか修復を試みたところ、 ようやく中身が読み込めるようにはなりました。 ただ、かなりのダメージを受けてしまっていて、lost+found に沢山ファイル やディレクトリが移動されていました。
ブートも無理そうなので、別の HDD に OS をインストールした上で、 救出したファイルをコピーすることにします。
以前、Virtual PC に開発マシンとほぼ同じ環境を構築していましたので、 内容が古いとは言え、これを物理ハードディスクにコピーできれば復旧が楽そうです。
ここから本題。 Virtual PC の仮想HDDを物理ハードディスクにコピーする方法です。 仮想HDDを作成する際に、物理ハードディスクのリンク(読み込み専用のチェックは外す)として作成することができます。 Virtual PC 2007 では、物理ハードディスクにリンクされた仮想ハードディスクの使用を サポートしなくなりましたが、その前のバージョンである Virtual PC 2004 SP1 なら 物理ハードディスクにリンクされた仮想ハードディスクが使用できます。
ディスク1 に起動用 Linux の仮想HDD, ディスク2 にコピー先の物理ハードディスクにリンクされた仮想HDD、 ディスク3 にコピー元の仮想HDD として OS を起動します。
Linux が起動したら、
$ dd if=/dev/hdd of=/dev/hdb bs=512
で、ディスク3(/dev/hdd) を ディスク2(/dev/hdb) にコピーします。 (仮想CDドライブがセカンダリマスタなのでディスク3が /dev/hdd になるようです。)
コピーにはかなりの時間を要しますが、とりあえずこれで物理ハードディスクに Virtual PC の
仮想HDDの中身を丸ごとコピーすることができました。
もちろん、コピーした物理ハードディスクからのブートも可能です。
物理HDD同士のコピーならセンチュリーの「これdo台PRO」を使うと、簡単にコピーできていいのですがね。
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