ActivePerl for Windows (x64) での動作確認2010年12月17日 08時23分15秒

WindowsXP x64 版に ActivePerl x64 版をインストールして、Namazu for Windows (x64版) の動作確認をしました。

今回は、ActivePerl x64 版の Perl モジュールを準備するのは大変なので、最小限のモジュールだけを用意することにして pltests で確認することにしました。

本来、Namazu の動作に最小限必要な追加の Perl モジュールは、File::MMagic だけです。しかし、pltests での動作確認となると、 pltests で使っている nkf の Perl モジュールも必要になります。

File::MMagic は、純粋な Perl スクリプトですので x86 で使っているものがそのまま使えます。(インストールもそのままできます。)

nkf の Perl モジュール x64 版のバイナリをビルドする必要があるので、VisualStudio 2005 でビルドしたものをインストールしました。(現在この PPM はまだ未公開)

あとデフォルトでは KAKASI も Perl モジュールを使うようになっているので、namazu/share/namazu/pl/conf.pl を直接書き換えて kakasi.exe を使うようにしました。(テスト目的以外で直接書き換えることはおすすめしません。)

kakasi.exe は x86 版を使いました。

この環境で pltests を実行すると、全テストに PASS しました。 これで x64 版 ActivePerl でも x86 版と同じように動作することが確認できました。(当然問題なく動作するはずでしたが。)

ということで、あとはいろいろな x64版 Perl モジュールをビルドして公開すれば、x64 版の Namazu for Windows が手軽に使えるようになるでしょう。

もっとも x64 版 Namazu for Windows が x86 版の Namazu for Windows より高速かどうかは分かりません。mknmz の処理のほとんどがファイルの読み書きですので、x86 版とあまり変わらない可能性があります。 過剰な期待はなさらないようにお願いします。

KAKASI UTF-8 対応版のパッチ2010年12月17日 23時08分27秒

すっかり忘れてしまっている KAKASI UTF-8 対応版ですが、そのままでは make できないという Makefile の不具合が長期間放置されていました。

メーリングリストに流れていたのだろうけれども、KAKASI UTF-8 対応版をビルドしたことがないので、そんなバグもあったっけ? って感じではありますが...。

で、その修正パッチが反映されました。