Perl モジュールの代わりに .exe 実行コマンドを使うには2008年03月26日 19時24分38秒

Namazu for Windows ではデフォルトで NKF, KAKASI, ChaSen, MeCab のそれぞれは Perl モジュールを使うように設定されています。

何らかの理由で Perl モジュールが使えない場合は、.exe 実行コマンドを使うように mknmzrc で設定を変更することも可能です。

NKF Perl モジュールの代わりに nkf コマンドを利用する場合は 例えば、次の行

# $NKF = "module_nkf";

行頭の # を取り除いて、module_nkf を nkf に変更します。 (実行コマンドはフルパスで指定するのが良いでしょう。)

$NKF = "C:/usr/local/bin/nkf";

同様に Text::Kakasi の代わりに kakasi コマンドを利用する場合は 例えば、次の行

# $KAKASI = "module_kakasi -ieuc -oeuc -w";

行頭の # を取り除いて、module_kakasi を kakasi に変更します。 (実行コマンドはフルパスで指定するのが良いでしょう。)

$KAKASI = "C:/kakasi/bin/kakasi -ieuc -oeuc -w";
  • 個々の設定は独立していますので、必要な項目だけ Perl モジュールの代わりに実行コマンドを使うようにできます。
  • Perl モジュールの代わりに実行コマンドを使う場合は、当然そのコマンドがインストールされている必要があります。
  • 一般に Perl モジュールの方が処理速度は高速です。Perl モジュールが利用できない場合や、Perl モジュールに不具合がある場合に限って実行コマンドをご利用ください。
  • nkf.exe, kakasi.exe 等の実行コマンドはそれぞれの PPM ファイルをまとめた zip ファイルに含まれています。 https://www.akaneiro.jp/members/PPMPackages/zips/8xx-builds-only/Windows/

File-MMagic PPM 更新(ActivePerl ビルド 1000番台対応)2008年03月30日 17時41分41秒

Windows ActivePerl 用 File-MMagic PPM を更新しました。

File-MMagic PPM は ActivePerl Build 8xx 専用として公開していましたが、File::MMagic は Pure Perl モジュールですので、PPD ファイルを書き換えることで、ActivePerl build 10xx に対応しました。 (同時に ActivePerl build 6xx にも対応します。)

また、x64 版にも対応するものと思いますが、現在のところ環境がないため、動作確認はできていません。

ActivePerl Build 1000番台(Perl 5.10.X)で Namazu を使うには2008年03月31日 16時49分32秒

Namazu for Windows ではデフォルトで File::MMagic, NKF の Perl モジュールと、Text::Kakasi, Text::ChaSen, MeCab Perl モジュールのうち少なくとも 1 つは必要です。(日本語処理を行う場合)

※ Text::Kakasi がインストールされていない場合は、mknmz のオプションでインストールした分かち書きツールを指定する必要があります。

現在、ActivePerl Build 800番台(Perl 5.8.X) 用のこれら PPM を公開しています。 しかし、ActivePerl Build 1000番台(Perl 5.10.X) 用のものは現在用意できていません。(ご自分でコンパイルしていただければ、使用可能)

どうしても ActivePerl Build 1000番台(Perl 5.10.X)で Namazu for Windows を使いたい場合は、File::MMagic と、nkf を使い、kakasi, chasen, mecab のうち少なくとも1つをインストールしてください。 詳細は下記をご覧下さい。

なお、Perl モジュールの代わりに .exe 実行ファイルを使用すると、処理は遅くなりますので、ご注意ください。

同様に x64 版 ActivePerl を使われている方も x86 版の .exe 実行ファイルを呼び出すことで、利用可能と思われます。